しかし、これもアメリカの雇用が失われる原因なのです。
メキシコは国家財政赤字を単年度内に半減し、1981~83年の間、輸入を3分の2も切り詰めました。
ラテン・アメリカ全体でも、主な国々は生活水準を切り下げ、政治的経済的不安定という危険をあえて高めてきました。
このような耐乏は、必然的に先進工業国の経済をいためつけます。
1982~83年のアメリカの対ラテン・アメリカ輸出の急減は、アメリカ国内の職を約40万も失わせたのです。
発展途上国が充分な働き口を用意できないので、これらの人口は移動をはじめています。
過去20年以上にわたって、数億人の人々が働き口を求めて田舎を離れ、発展途上世界の過密都市にやってきたのです。
この大量移民の量は、空前の大きさになりました。
たとえば1950年には世界の5つの都市が人口500万人を超え、そのうち発展途上世界にあるのはブエノスアイレスただ1つでした。
2000年には、52の都市が人口500万人を超えたのですが、そのうち40は発展途上世界の都市なのです。
1984年の最も人口過密な10都市のうち、7つは第三世界の都市でした。
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